メルマガのタイトル(件名)の付け方とは?コツやテクニックをご紹介
・定型文は件名の最後に持ってくる
●コツを意識して開封率をアップさせましょう!
到達率と開封率の違いとは?
メルマガを配信する際は、作っておしまいではなく、「無事に届いているか」「開いてもらえたか」を追っていくことが重要になります。そこで確認したいのが「到達率」と「開封率」です。では、これらにはどのような違いがあるのでしょうか。
到達率とは
到達率とは、配信したメルマガが届いた割合のことです。メルマガを配信したリストのうち、どれだけの読者へ届いたのかを知る指標になり、以下の計算式で算出します。
到達率(%)=(配信エラー数÷配信数)×100
仮に到達率が100%でない場合は、リストの中に「メルマガが届いていないメールアドレス」があるということになります。このエラーを放置したままメルマガを送り続けると、受信者側のサーバーにて迷惑メールと認定されてしまう恐れがあります。こうした事態を防ぐためにも、到達率は適宜確認し、エラーになっているアドレスがあれば削除するなどの対策を取ることが大切です。
開封率とは
開封率とは、配信したメルマガが読者に開封された割合のことです。以下の計算式で算出します。
開封率(%)=(開封数÷配信成功数)×100
読者の多くは、複数のショップ・サービスのメルマガを受信しています。そのなかで自社のメルマガを開封してもらう(読んでもらう)には、タイトルや本文に工夫を施すことが欠かせません。
仮に開封率が低かった場合は、「前述した箇所に工夫が見られない=読者を惹きつける魅力がない」ということになります。つまり、開封率はメルマガの品質を見定めるうえで重要な指標なのです。
なお、開封率を調べるためにはメルマガの形式をHTMLメールにする必要があります。
メルマガタイトルをつけるテクニック、「4U」とは?
繰り返しになりますが、メルマガの開封率を高めるには「いかに読者を惹きつけるタイトルにできるか」が重要になります。そこで、おすすめしたいのが「4U」を意識することです。
4Uとは、世界的に有名なマイケル・マスターソン氏が提唱するマーケティングの手法です。
1.Useful(有益性)
2.Urgent(緊急性)
3.Ultra specific(超具体性)
4.Unique(独自性)
以下で、それぞれの「U」について詳しく解説します。
1.Useful:有益性を伝える
読者に「○○について学べそうだ」「自分が欲している情報が書いていそうだ」などと思ってもらえるかタイトルかどうかは、メルマガの開封率を高めるうえでとても重要なポイントです。
Useful(有益性)は、そうした有益な情報をタイトルで示すことに重きを置いた手法です。「【東京都原宿】インスタ映えスイーツを味わえるお店5選」など、タイトルだけでどのような情報が詰まったメルマガかを提示することで、読者にとって有益なメルマガであることを伝えやすくなります。
「訴求したい商品やサービスのメインターゲットが求めている情報は何か」という点を考えると、自ずとUseful(有益性)を取り入れたタイトルに仕上がるはずです。
2.Urgent:緊急性のあるものにする
Urgent(緊急性)は、主にECサイトの購買につなげるメルマガに適した手法です。たとえば、「期間限定」「24時間限定」「本日23:59まで」など、時間が限られていることをアピールして緊急性を取り入れれば、読者の興味を惹けるうえに購買という行動を促す効果も期待できます。
実際に、アパレルの店舗にてスタッフがタイムセールの看板を持って大きな声でアピールすることがあります。これがきっかけとなり、多くの人が店舗で服を選んでいる光景は珍しくありません。
これは、まさにUrgent(緊急性)をうまく活用した販売手法です。「タイムセール終了まで残り○分です」などと期限を明確に提示することで、お客さまの即時の行動を促すことができます。
3.Ultra specific:具体性のあるものにする
Ultra specific(具体性)は、数字を用いてタイトルに具体的な要素を取り入れる手法です。「〇〇(自社のサービス名)導入後、コスト15%削減に成功!」「ファイナルセール開催中!MAX50~80%オフ!」というように具体的な数字を入れることで、読者の興味をグッと惹きつけることができ、結果として開封率のアップが期待できます。
4.Unique:独自性のあるものにする
Unique(独自性)は、オリジナリティに重きを置き、ほかにはない目を惹くタイトルに仕上げる手法です。どこかで見たことのある「ありきたりな表現」ではなく、「独自性のある表現」を用いることで開封率の向上を目指します。
ここで履き違えてはいけないのが、ただ尖った個性的なタイトルにすればよいわけではないということです。あくまでも、これまで上記でお伝えしてきた有益性や具体性を取り入れたうえで、オリジナリティを取り入れる必要があります。
4Uを意識したメルマガに!
メルマガのタイトルを付ける際は、Useful(有益性)とUrgent(緊急性)、Ultra specific(具体性)、Unique(独自性)を意識することが大切です。とはいえ、なかには「4つとも取り入れるのは難しい」という方もいるかもしれません。その場合は、どれか1つを取り入れることから始めてみてはいかがでしょうか。無理にすべての手法を取り入れようとすると、かえってタイトルが乱れてしまう可能性があります。慣れるまではひとつずつ試して、開封率を確かめてみましょう。
開封率を上げるメルマガタイトルの付け方のコツは他にも!
4Uの手法のほかにも、メルマガタイトルの付け方のコツはまだまだあります。
最初の14文字で要点を伝える!
読者はすきま時間でメールチェックをすることが多く、一瞬で読むかどうかを判断しています。そのため、タイトルを付ける際は「理解しやすいかどうか」にこだわることも大切です。仮に文字数が多く要点を複数含んだタイトルだと、一瞬で理解するのが困難なため、開封に至らない可能性があります。「必要最低限の文字数×理解しやすい内容」を意識して、開封されるタイトルを付けましょう。
また、読者の多くはスマホでメールを確認します。スマホの場合、最初の14文字以降は表示されないことが多いので、メルマガの要点を14文字までに入れるのもポイントです。
記号などを使いタイトルを目立たせる
記号を使って、タイトルを目立たせるのも1つの手法です。「★24時間限定セール★」「【先着10名さま限定】」「◆人気の〇〇が再入荷◆」のように、上手に取り入れて存在感を演出しましょう。
ただし、記号を極端につけすぎるのは望ましくありません。どこか営業感が出てしまい、逆に開封率が下がってしまう可能性があります。読者に不快感を与えないよう、記号をつける際は「要点の両サイド2箇所」を目安にしましょう。
読み手のメリットを伝える
読み手のメリットについては、メルマガのタイトルを付けるうえで必ず念頭においておきたいポイントです。読者がそのメルマガを読むことで「どんな情報を得られるのか」「その結果どうなるのか」を想像できるタイトルにしましょう。
なお、「○時間限定で〇〇が90%オフで買える」「1日1万個売れた〇〇がついに入荷!」のように数字を用いてメリットを訴求すると、さらに効率よく開封率がアップする可能性があります。
相手に問いかける内容で関心を誘う
問いかけを取り入れたタイトルは、読者の興味が湧くフックになる可能性があります。
たとえば、「あなたは今のお仕事を全力で楽しめていますか?」のような問いかけを最初に持ってくることで、読者がメルマガを自分ごととして捉えるきっかけを作ることができます。「自分に無関係の内容ではない」と思ってもらえれば、自ずと開封につながるはずです。
定型文は件名の最後に持ってくる
メルマガのタイトルに必ず入れている定型文がある場合は、タイトルの最後に持ってきましょう。
仮に「メルマガvol.5」という定型文を入れているとします。これは「このメルマガが何通目なのか」という情報を示しているだけで、読者にとってはとくに重要ではありません。つまり、タイトルの前半に配置する価値はゼロに等しいのです。このような定型文は最後に持っていき、前半部分には主にメルマガの要点を入れるよう心がけましょう。
コツを意識して開封率をアップさせましょう!
読者が「読みたい!」と思えるタイトルかどうかで、メルマガの開封率は変わってきます。今回ご紹介したタイトル付けのコツをうまく活用して、読者の興味を惹くタイトルを作りましょう。
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